日本 世界5位米国から1セット奪うも…力負け

[ 2015年9月10日 05:30 ]

<日本・米国>第1セット、スパイクを決める清水

バレーボールワールドカップ男子大会第2日

(9月9日 広島県立総合体育館ほか)
 上位2カ国に16年リオデジャネイロ五輪の出場権が与えられる大会で、世界ランキング20位の日本は同5位の米国に1―3で敗れて1勝1敗となった。第1セットを先取された日本は第2セットを石川祐希(19=中大)らの活躍で25―21と奪い返した。しかし第3、第4セットとも米国の強打に圧倒され、大差で失った。10日は開幕2連敗のオーストラリアと対戦する。

 北京五輪優勝の米国から1セットを奪ったが、持続できずに力負け。日本は収穫と課題が浮き彫りになった。

 南部監督の狙いは「16点ぐらいまでサイドアウトを繰り返してついていって、終盤、ビッグサーバーのところで均衡を破る」。第2セットはそれを忠実に実行した。リベロ永野を中心に粘り強くつないで石川、清水、柳田らがスパイクを放った。相手のブロックがそろっている時には強攻せずブロックにわざと当てて再攻撃。17―15からは石川の鋭いサーブで崩して連続得点。競り合いから抜け出して押し切った。

 しかし続くセットはミスを連発した。永野が「序盤に先に行かれると強いサーブが来る」と嘆いたようにサーブレシーブが崩壊。攻撃も単調になった。いいバレーをしても1セットだけでは意味がない。続けられるかが課題だ。

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2015年9月10日のニュース