吉田沙保里 世界大会16連覇!個人戦200連勝で決めた

[ 2015年9月10日 12:08 ]

レスリングの世界選手権で13連覇を達成し、日の丸を背に感極まる吉田沙保里

 レスリングの世界選手権第3日が9日(日本時間10日)、米ラスベガスで行われ、53キロ級の吉田沙保里(32=ALSOK)は決勝でソフィア・マットソン(25=スウェーデン)を2―1で下し、世界選手権の連覇を13に伸ばした。五輪と合わせた世界大会は16連覇。2001年からの個人戦200連勝も達成した。

 五輪予選を兼ねたこの大会で5位までに入ればリオデジャネイロ五輪出場枠獲得となり、日本協会はメダルを獲った選手については12月の全日本選手権出場でリオ五輪代表に選出する方針。吉田は4大会連続となる五輪出場が事実上決まった。

 吉田は初戦の2回戦で1分6秒でスイス選手にフォール勝ちを収めると、3回戦もベトナム選手にフォール勝ち、準々決勝はアゼルバイジャンの選手にテクニカルフォール勝ちと格の違いを見せつけて準決勝へ進出。準決勝では慎重な戦いぶりでチョン・ミョンスク(北朝鮮)を5―2で下した。決勝では3大会連続の対決となったマットソンに第1ピリオドでリードを許したが、片足タックルを連続で決めて優位に立ち、接戦を制して頂点に立った。

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