プロ7年目“松山に勝った男”秋吉、初Vへ7位浮上

[ 2015年8月29日 05:30 ]

通算8アンダーで7位の秋吉

男子ゴルフツアー RIZAP・KBCオーガスタ第2日

(8月28日 福岡県糸島市 芥屋ゴルフ倶楽部=7151ヤード、パー72)
 プロ7年目、ツアー未勝利の秋吉翔太(25=ホームテック)が5打差の7位で決勝ラウンドに逆転を懸ける。7バーディー、2ボギーの67で回った秋吉は初日16位から浮上。トータルドライビング部門ツアー1位のドライバーショットを武器に、通算13アンダーで首位の池田勇太(29=日清食品)、同10アンダーで2位の小田孔明(37=プレナス)らビッグネームに挑む。

 ツアー5年間で獲得賞金776万円余の25歳が上位戦線に浮上した。「長いパットが入ってくれた。レギュラーツアーはグリーンが難しいので猛練習したが、その成果が出た」と秋吉は5番で25メートルを入れるなど好調なパットで7バーディーを決めた。ツアー屈指の飛ばし屋で1Wの平均飛距離は284.83ヤードで12位。フェアウエーキープ率を合わせたトータルドライビング部門は1位を誇る。この日も9番パー5の第1打は300ヤード超え。2オンしてバーディーに結びつけた。

 熊本市出身で鹿児島・樟南高時代の08年には国体ゴルフ少年男子個人で松山英樹を抑えて優勝も決めている。プロ転向後は苦労が続いたが、昨年に下部ツアーで優勝して自信も芽生えた。「ベスト10入りすれば次の試合も出られるし、上位を目指して頑張る」。池田、小田孔らトッププロに挑戦する。

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2015年8月29日のニュース