ハディド氏、原案の修正主張「最も費用対効果高い」

[ 2015年8月29日 00:15 ]

 東京の新国立競技場の新たな整備計画を受け、原案デザインを担ったザハ・ハディド氏の建築事務所は28日、声明を発表し、原案デザインを基本に修正を加える方法が「最も費用対効果が高い」とあらためて主張した。

 原案を台無しにすれば、2020年の東京五輪に間に合わず、追加投資が必要な上、低品質の競技場になる可能性があるとも批判した。

 引き下げられた総工費については「複数の業者の見積もりを大幅に下回っている」とし、きちんとした建物ができるのか疑問があると指摘した。

 声明はまた、原案を基本にすれば、19年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会に間に合い、今後50~100年にわたって使える高品質の競技場がつくれると訴えた。(共同)

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