30日号砲女子マラソン 前田、レース前に大福食べて福呼ぶ!

[ 2015年8月29日 05:30 ]

世界地図の北京を指差しガッツポーズする前田

世界陸上第7日

(8月28日 中国・北京)
 餅パワーで苦境のニッポンを救う!30日号砲の女子マラソンに出場する日本選手3人が28日、北京市内で公式会見に臨んだ。メダルの期待がかかる初出場の前田彩里(23=ダイハツ)は“勝負飯”に大福を食べ、早朝のレースを乗り切るプランを明かした。積極策でレースを進め、メダル&リオデジャネイロ五輪切符をつかみ取る。また女子20キロ競歩は岡田久美子(23=ビックカメラ)が25位。男子走り高跳びで戸辺直人(23=つくばツインピークス)ら日本勢は予選落ちした。

 前田が笑いながら「大福を食べます!」と、レース前の“勝負飯”を明かした。ウケ狙いではない。ダイハツの林監督は「早朝のレースなので、直前の北海道合宿では1食しか取らない中でどれだけ走れるかというのを試してきた。腹持ちがいい炭水化物を取って、走らせた」と理由を明かした。

 午前7時30分からのレースを勝ち抜くために、日本から餅2キロ、米4キロを持参。餅米も持ち込み、白米に混ぜて炊き、エネルギー源としてきた。餅で作った体の最後の仕上げが大好きな大福だ。

 日本勢はここまでメダルはおろか、8位入賞すらない。入賞ゼロで大会を終えれば、第1回大会の83年ヘルシンキ以来、14大会ぶりの屈辱。期待を一身に背負う可能性もあるが「(日本勢は)苦しい感じですね。うふふふ」と、気負いや悲壮感はゼロ。笑いが絶えない異例の会見となった。

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2015年8月29日のニュース