九重親方が還暦土俵入りへ 太刀持ち白鵬、露払い日馬

[ 2015年5月10日 19:33 ]

 大相撲で史上3位の優勝31回を誇り「ウルフ」の愛称で親しまれた元横綱千代の富士の九重親方(59)=本名秋元貢、北海道出身=は10日、60歳の誕生日前日の5月31日に東京・両国国技館で還暦土俵入りを行うことを明らかにした。

 九重親方によると、太刀持ちは白鵬、露払いは日馬富士と現役の両横綱を従える。同親方は「自分もいよいよ60歳になるのかという思いだ。最強の横綱が太刀持ちをしてくれるので気持ちが引き締まる」と話した。1992年2月の引退相撲以来となる雲竜型の披露に向け、現在はトレーニングジムで鍛えているという。

 60歳になった歴代横綱が赤い綱を締める還暦土俵入りは37年の太刀山が初めて。栃錦や初代若乃花も行った。一昨年は北の湖理事長が太刀持ちに九重親方、露払いに貴乃花親方(元横綱)を従え、両国国技館で披露した。

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