エディージャパン 韓国下しアジア制覇!WTB福岡が3T躍動

[ 2015年5月10日 05:30 ]

<日本・韓国>後半、トライを決める福岡

 アジアラグビーチャンピオンシップ2015リポビタンDジャパンシリーズが9日にレベスタで行われ、日本代表は韓国代表を66―10で破り、総勝ち点18として1試合を残して優勝を決めた。約11カ月ぶりの代表戦先発となったWTB福岡堅樹(22=筑波大)が、前半1分の先制を含む3トライ。初キャップを獲得した13年4月20日のフィリピン戦以来となった地元福岡での代表戦で活躍し、スピードを武器にW杯メンバー入りを目指す。

 代表随一のフィニッシャーが帰ってきた。後半24分、センターライン付近でパスを受けた福岡が、ギアをトップに入れた。以前よりも上体が起き、胸を張った走法で左ライン際を駆け抜ける50メートル独走トライ。「結果だけを見れば良かったが、チャンスをつぶした場面もあった」と辛口の自己評価だが、前半1分にはCTB田村のキックパスから、後半39分にはスタンドオフの内側に走り込み計3トライ。ジョーンズHCも「(南アフリカ代表WTBの)ハバナくらい速い。チーターと勝負できるくらい。たぶん福岡の方が速い。その後、食われるかもしれないけど」と冗舌に振り返った。

 4月に始まった代表合宿では走法改造に取り組んだ。「今も脚全体に疲労が来ている」と言った通り、太腿に一極集中していた負荷が分散し、故障のリスクが軽減。「まだ100%じゃない」とスピード面でも伸びしろがあることを示唆した。

 指揮官が比較で名を挙げたハバナといえば、07年W杯でトライ王に輝き、南アを優勝に導いたスピードスター。「憧れの選手でもあるし、エディーさんからも超えろと言われている」。9月19日のW杯初戦、直接対決の実現も福岡にとっては大きなモチベーションだ。

続きを表示

2015年5月10日のニュース