強行出場の遠藤は前途多難「15日間持つのか、何番勝つのか」

[ 2015年5月10日 19:41 ]

<夏場所初日>勢(左)に突き落としで敗れた遠藤

 左膝負傷を抱えながら強行出場の遠藤は今後に不安を抱かせた。立ち合いこそ踏み込んだが、勢の攻めに後退。いなされると左脚をかばうように転がった。

 初めて披露した大銀杏姿に加え、けがをこらえて闘う姿に満員札止めの館内から大きな声援が送られた。支度部屋で無言の遠藤は、帰り際に「声援は励みになったか」と聞かれ「そうですね」と小声で応じた。

 前途多難な場所は始まったばかり。師匠の追手風親方(元幕内大翔山)は「15日間持つのか、何番勝つのか。(当初は)基本的に休む方向だった。やると決めたら、やるしかない」と語気を強めた。

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2015年5月10日のニュース