ウィザーズ2勝目、ピアースが決勝のブザービーター

[ 2015年5月10日 14:28 ]

ブザービーターとなるジャンプシュートを決めたウィザーズのピアース(AP)

 NBAは9日にプレーオフ地区準決勝の2試合を行い、東西両地区の1位チームがともに1勝2敗と苦境に立たされた。

 東地区では球宴にファン投票で選出された主戦ガード、ジョン・ウォール(24)を左手首の骨折で欠く5位ウィザーズが地元ワシントンDCで1位ホークスに103―101(前半56―43)で勝って2勝1敗。第4Q2分すぎに21点のリードを奪いながら残り14秒に同点とされたが、セルティクス時代の08年ファイナルで優勝に貢献したポール・ピアース(37)が残り14秒からのプレーで劇的なジャンプシュートによるブザービーターを決めて地元ファンを歓喜させた。ホークスは20点差を追っていた第4Q残り4分28秒から連続17点を奪って猛追。残り14秒、フォワードのマイク・マスカラ(23)の3点シュートで同点としたが、最後はピアースを抑えきれなかった。

 なおここ15年で第4Q残り8分を切った段階で20点以上の差をつけられながら逆転したのは12年プレーオフのクリッパーズ(対グリズリーズ)のみ。ホークスが勝っていれば確率0・998%という奇跡が起こるところだった。

 西地区では5位グリズリーズが地元メンフィスでリーグ全体首位でもあるウォリアーズを99―89(前半55―39)で退けて2勝1敗。連敗を喫したウォリアーズは今季MVPのステフェン・カリー(27)が23点を挙げたものの、“守備の達人”トニー・アレン(33)の粘着ディフェンスでミスを連発。リーグ1位の成功率(39・8%)を誇っていた3点シュートの成功率はここ2戦で23・1%にまで低下した。

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2015年5月10日のニュース