ウッズ引退危機 腰手術「もう一度プレーをしたいが…」

[ 2014年5月21日 05:30 ]

コングレショナルCCで公式会見に臨んだタイガー・ウッズ

 3月末に腰の手術を受けてツアーを離脱中のタイガー・ウッズ(38=米国)が19日、メリーランド州ベセスダのコングレショナルCCで行われた公式会見で“苦境”を告白した。今夏にも復帰するとみられていた当初のプランは崩壊。現在も練習ができない状態であることを明らかにした。すでにトップレベルに戻すことを諦めたような発言もあり事態は深刻。離脱期間は数年に及ぶ可能性もあり、現役引退の危機と直面する恐れも出てきた。

 表情は少しやつれているようにも見えた。医療用顕微鏡による手術で神経を圧迫していた椎間板の一部を摘出したのは3月31日。ウッズは「パッティングやチップ・ショットはできるがそれがすべて。今すぐにでもラウンドしたい気持ちはあるが、その判断は僕ではなく主治医がする。過去に経験したことのないプロセスだ」と、スイングができない自分の体にもどかしさを感じているようだった。

 膝の手術も経験しているが、現在の患部は再生や移植がきかない場所。「手術前から自分にはさほど選手寿命は残されていないなという思いはあった。もちろん望みは捨てていない。できる限り自分のやりたいことをしたい」と複雑な心境を吐露した。

 コングレショナルCCでは6月26日開幕のクイッケン・ローンズ・ナショナルが開催され、収益の一部はウッズ設立の基金に寄付される。本来ならホスト役を務めなければいけない大会でもあるが、ウッズは「急ぐことはしない。だから“いつ”ということは考えられない」と事実上の欠場を表明。「もう一度、プレーをしたいが、すべては宙に浮いた状態」といい、現役続行への不安ものぞかせた。スポーツ専門局ESPNも過去14勝を挙げているメジャーにひっかけて「MAJOR・ABSENCE(長期の不在)」という見出しを掲げて会見の模様を報じた。

 アダム・スコット(33=オーストラリア)がウッズを抜いて世界ランクの1位に浮上。いずれにしても60週守り続けた“王座”を追われたウッズは、しばらく階段をゆっくりと下り続けていくだろう。

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