パナで初栄冠 中嶋監督歓喜「一丸となってたどり着けた」

[ 2014年2月11日 16:25 ]

ラグビー・トップリーグ プレーオフトーナメント決勝戦 パナソニック45―22サントリー

(2月11日 東京・秩父宮ラグビー場)
 息詰まる一進一退の攻防を制し、チーム名をパナソニックに変更してから初めての栄冠を勝ち取り、サントリーの3連覇を阻止した。

 3点を追う後半、ともにPGを失敗して迎えた9分、先制トライのWTB山田がゴール下に飛び込む逆転トライ、続くゴールを決めると、その後もバーンズが着実にPGを決めてリードを守り切った。

 中嶋監督は「監督になって3年たったけどやっと探していたものを手に入れられた」と歓喜の笑みを見せた。前半は思い通りのプレーが出来なかったが、ハーフタイムで活を入れると「選手たちが自分たちのラグビーを取り戻してくれた」と集中力を切ることなく得点を重ねていった。「45人一丸となってたどり着けました」と、レギュラーも控えもなく全部員での頂点であることを強調した。

 フッカーの堀江主将は就任1年目での優勝。「みんな助けてくれてプレッシャーは感じなかった」とこちらも一丸となれたことを語り、決勝での厳しい戦いを「気持ちが上回った」ことが勝因と位置付けた。

 社会人のトップに立ち、残るは日本選手権。今度はサントリーの4連覇を阻止すべくパナソニックが立ちはだかることになる。

 ▼大久保直弥・サントリー監督の話 最高の舞台で最高の相手と戦えたが、僕の力不足で勝つことができなかった。後半は思うように攻撃させてもらえず、あまりボールを持っていないので消化不良だった。

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2014年2月11日のニュース