インフル禍のカーママ 黒星スタート 韓国に7―12

[ 2014年2月11日 16:40 ]

<カーリング 日本・韓国>ストーンを投げる小笠原

 ソチ五輪第5日の11日、カーリング女子日本代表(北海道銀行)は1次リーグで初出場の韓国代表と対戦。小野寺佳歩(22)がインフルエンザに感染。小野寺の同級生、吉田知那美(22)が代役としてセカンドで出場した。

 第1エンド、後攻の日本は2点先制。第2エンドは逆に後攻の韓国が2点を獲得した。第3エンド、小笠原の第8投(最終投)でナンバー1を確保。スチールは阻止するが、1点にとどまる。

 第4エンド、小笠原が第8投でテークアウトしてナンバー・1となったが、韓国が第8投でテークアウトし2点を挙げ逆転する。第5エンドは日本が2点取り返し、5―4と再びリード。

 第6エンドは日本先攻。韓国がナンバー1、2、3をつくりり、3点獲得のビッグエンドに。7-5と勝ち越す。続く第7エンドで日本が2点を奪い返し、また同点に。第8エンドは韓国が最後のショットでナンバー1、2をつくり2点獲得。9-7と再び突き放す。

 第9エンドは先行の韓国がスチールに成功。1点加え、10―7とする。

 第10エンド。韓国のストーンを2つはじき、日本のストーンを残せば3点獲得の場面もあったが、小笠原のショットは決まらず、7―12で韓国に敗れた。

 小笠原は「(小野寺がインフルエンザに感染し)なってしまったことは仕方がない。日本選手団の他の選手に迷惑を掛けることは避けたかった。最後はみんなを救えなかった」とコメント。船山は「この負けを無駄にしないように、しっかり次に生かせるようにしたい。(小野寺が欠場したが)想定外のこともあり得ると考えて準備してきている」と話した。

 苫米地は「試合に負けて残念と言うより、あまりにも出来が悪すぎた。次の試合に向けて立て直したい」と言い、急きょ出場した吉田は「最悪の状況を考えて練習してきた。セカンドだけではなく、サードも日頃から練習してきた。公式戦ではセカンドは初めてだった」と語った。

 

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