メダル狙う渡部暁、加藤らが団体出場 複合、12日初戦

[ 2014年2月11日 20:33 ]

 ソチ五輪ノルディックスキー複合代表の成田収平監督は11日、初戦の個人ノーマルヒルの出場選手にメダルが期待される渡部暁斗(北野建設)と、加藤大平(サッポロノルディックク)永井秀昭(岐阜日野自動車)渡部善斗(早大)を選んだと発表した。ジャンプの不振が続く湊祐介(東京美装)は外れた。

 個人ノーマルヒルは12日午後1時半(日本時間同6時半)に前半飛躍が始まり、4時半(同9時半)からの後半距離(10キロ)で勝負が決まる。

 11日にジャンプ台(HS106メートル、K点95メートル)で行われた最後の公式練習で、渡部暁は96・5メートル、101・5メートル、99メートルを飛び「いい感じ。いつも通りに勝ちにいく。イメージはできている」と笑みを交えて力強く話した。2回目に99・5メートルなど上々のジャンプをそろえた加藤は「練習通りに飛べればいい位置にいける」と手応えを口にした。永井、渡部善も、ともに97・5メートルをマークするなどまずまずだった。

 ▼渡部暁斗の話 いい感じ。いつもの試合前のようにいつも通り勝ちにいく。勝つのは(後半距離の)最後に足をぐっと伸ばして僅差のイメージ。

 ▼加藤大平の話 練習通りに飛べれば、いい位置にいけることは分かった。自分の実力を出すことに集中する。落ち着いて試合を迎えられる。

 ▼永井秀昭の話 気持ちも高ぶってきた。いい緊張感が湧いてきた。いつも通りに全力で戦うだけ。やりきりたい。

 ▼渡部善斗の話 勝負に絶対はない。やれることだけやって、いいパフォーマンスをすることだけ。

 ▼湊祐介の話 今の感じだとジャンプは難しいと感じている。助走で体の重心の位置がばらばらなので、飛び出しが定まっていない。(共同)

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2014年2月11日のニュース