日本“安全策”不発…女子3000Mリレー決勝進出逃す

[ 2014年2月11日 05:30 ]

ソチ五輪ショートトラック

(2月10日)
 女子3000メートルリレー予選で、メダル獲得が期待された日本は伊藤亜由子(トヨタ自動車)酒井裕唯(日本再生推進機構)桜井美馬(東海東京証券)清水小百合(中京大職)で臨んだが、2組3着となり、18日の決勝進出を逃して5~7位決定戦に回った。男子1500メートル、女子500メートルにはそれぞれ3選手が出場したが、全て予選敗退した。

 最も力を入れたリレーで決勝進出を逃し、桜井は「追いかけるのに必死でした」と目を潤ませた。序盤の最後方待機は接触を避ける“安全策”のはずだった。だが、走者交代のたびに大外を回らされ、どんどん前との差が開いた。残り10周でオランダが転倒。残り2周で2番手のイタリアに追いついたところが最大の見せ場だった。1走・伊藤のタッチで2走・桜井が勢いよく飛び出せば逆転もあり得た。だが、両足を広げたイタリア選手に巧みにブロックされて不発。伊藤は「ライバルも研究して対策を立てていた。こちらが準備不足だったのかも」と悔しがった。

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2014年2月11日のニュース