小平、個人初のメダル獲りへ「冷静にかつ熱く氷と対話」

[ 2014年2月11日 05:30 ]

決戦に向け入念に調整する小平

ソチ五輪スピードスケート

 女子500メートルは11日に行われ、小平奈緒(27=相沢病院)が初の個人メダル獲りに挑む。10日の練習を終えたエースは「あとはなるようになる。あすもここ(取材ゾーン)にこんな感じで来たい」と満面の笑みを浮かべ、メダル獲得を思い描いた。

 5日の記録会は37秒93の好タイムで滑り、100メートルの通過は高速リンクでの自己最速を0秒02上回る10秒42。「氷と仲良くやっている。冷静にかつ熱く氷と対話していきたい」。独特な表現で順調な仕上がりを認める。

 女子500メートルはバンクーバー金メダルの李相花(韓国)がずばぬけているが、1月中旬の世界スプリント選手権を制した干静(中国)の欠場が明らかになり、小平に追い風も吹く。初出場だった10年バンクーバー五輪は500、1000、1500メートルに加え、銀メダルを獲得した団体追い抜きにも出場し、計7本のレースをこなした。

 今大会は500、1000メートルだけで調整しやすい。「流れは来てるので引き寄せたい」。悲願の個人メダル獲得へ挑戦が始まる。

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