ペア高橋成美組、個人で出場権 フィギュアの五輪代表

[ 2014年1月10日 02:00 ]

高橋成美(左)と木原龍一

 ソチ冬季五輪のフィギュアスケートで団体要員として日本代表に選ばれたペアの高橋成美、木原龍一組(木下ク)が個人種目で出場権を得たことが9日、関係者への取材で分かった。エストニアが昨年9月の五輪予選で獲得した出場枠を返上し、補欠の1番手だった日本が繰り上がった。

 日本スケート連盟に対し、国際スケート連盟から出場枠を付与する通知があった。エストニア連盟の広報担当者はロシア出身の男性スケーターが国籍を変更できなかったため「国内には他にペアの選手がいないので8日に返上の手続きを取った」と説明した。

 高橋はカナダ人のマービン・トランと組んだ2012年の世界選手権で銅メダルを手にしたが、国籍が異なるペアでは五輪には出場できなかった。トランとのコンビ解消後、昨年1月に男子シングルの選手だった木原を新パートナーに迎えた。

 ペアで日本勢の五輪出場は4組目で、自国開催を除くと1992年アルベールビル五輪の井上怜奈、小山朋昭組に次いで2度目となる。

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2014年1月10日のニュース