子出藤ら決勝へ 1回目転倒も大技決めて挽回

[ 2014年1月10日 05:30 ]

男子ハーフパイプ予選 6位で決勝に進出した子出藤歩夢

スノーボード 米国グランプリ

(1月8日 米コロラド州ブレッケンリッジ)
 8日にハーフパイプ(HP)予選が行われ、男子は子出藤(ねでふじ)歩夢(日体大)が84・20点で6位、吉田景風(ウイングヒルズク)が10位、青野令(日体大)が15位となり、上位16人による11日の決勝に進出した。全日本スキー連盟はスノーボードHPでソチ冬季五輪代表の最終選考大会としている。佐藤秀平(コナサーフ)は19位で落選した。女子の降旗由紀(バートン)は11位、松本遥奈(クルーズ)は15位で上位8人による決勝に進めなかった。

 1回目に転倒したスノーボードHP男子の子出藤は2回目に85点に迫る高得点を叩き出し、決勝進出を決めた。「高さを出すことを意識した。できることはやれた」と納得の表情だった。公式練習から降雪にも苦しめられ、軸をずらしながら3回転するダブルコークがなかなか成功しなかった。2回目には別の技に挑むことも考えたが「スピードに乗れたから、そのまま行こうと思った。気合で立った」と大技を決めて笑顔だった。

 ≪王者ホワイトは余裕≫スノーボードHP男子で五輪3連覇を狙うショーン・ホワイト(米国)は1回目に大技のダブルコークを1度しか組み込まない難度を落とした演技だったが、86.60点を獲得。余裕を持って3位で予選を突破した。2回目では珍しく中盤でわずかに着地が乱れ、減速したところでそれ以上の演技を諦めた。観客から次々と求められるハイタッチに快く応じ、さっそうと会場を後にした。

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2014年1月10日のニュース