愛子大技封印 コークスクリューより確実性重視

[ 2014年1月10日 05:30 ]

公式練習で調整する女子モーグルの上村愛子

 上村愛子(34=北野建設)がまずは確実性重視の滑りを徹底する。フリースタイルスキー・モーグルのW杯第3戦は9日に米ユタ州ディアバレーで行われる。前日練習では5季ぶりに取り組む大技コークスクリューを試さず、本番でも使わないことを決めた。

 今季はW杯開幕戦で3位と好発進したが、今月4日の第2戦では定番エアのヘリコプターの着地でミスが出て16位に終わった。「結果を考えすぎると、大事なことがおろそかになる。ここのコースをしっかり滑りたい」。モーグルの得点配分はターン点が50%、エア点とタイム点が25%ずつで、派手なエアよりも安定した滑りが優先される。3位となった開幕戦も含めてコークスクリューはまだ投入していない。

 5大会連続代表入りが確実なソチ五輪開幕まで1カ月を切り、今回もエアでは定番のヘリコプターと後方宙返りで挑むことを決めた。第3戦に出場する女子50人の中で最年長のベテラン。「焦りは全然ない。落ち着いている。ぴりぴりすると自分もつらい」と気負うことなくソチへ向かう。

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2014年1月10日のニュース