王者フルームが優勝、別府に敢闘賞 さいたまツール

[ 2013年10月26日 19:38 ]

 世界最高峰の自転車大会の名を冠した「さいたまクリテリウムbyツールドフランス」のメーンレースが26日、さいたま市の新都心エリアで行われ、今夏のツール王者、クリストファー・フルーム選手が優勝した。

 メーンは1周2・7キロの公道を20周するレース。55選手が一斉にスタートし、最終周まで先頭3人が競う白熱の展開。フルーム選手は「ハイレベルなレースだった。勝ててとてもうれしい」と笑顔を見せた。

 9月の世界選手権で優勝したルイ・コスタ選手は3位になり、日本人では別府史之選手が終盤まで首位を守り敢闘賞を獲得するなど健闘した。

 台風が接近する中、集まった観客約20万人は、世界トップレベルの選手たちの走りに大きな拍手を送った。埼玉県富士見市から観戦に来た会社員篠崎宏貴さん(32)は「思った以上に速い。テレビで見るのとは迫力が全然違った」と驚いた様子だった。

 メーンレースの他、選手を半数に分け8周のレースも2回行われ、それぞれ畑中勇介選手と中島康晴選手が優勝した。

 大会実行委員会会長の清水勇人さいたま市長は「課題もあったが、ツールにふさわしい大会だった。今後も続けていきたい」と締めくくった。

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2013年10月26日のニュース