桃子 痛恨の雨 シード確保は優勝のみ「あまり考えないように」

[ 2013年10月26日 06:00 ]

上田は練習を終え笑顔で引き揚げる

NOBUTA GROUP マスターズGCレディース

(10月25日 兵庫県三木市 マスターズゴルフ倶楽部)
 首位に1打差の2位につけていた上田桃子(27=フリー)にとっては、痛恨の雨となった。今年から4日間に変更したことで、賞金総額は国内最高の1億4000万に増額された。だが、第2日が中止になったことで賞金加算額は75%に減ってしまった。これが、07年賞金女王の今後を左右するかもしれない。

 「残念ですね。賞金額はどうでもいい。日本は4日間の試合が少ないので、4日間やりたかった。先週、雨の中で練習して雨対策をしてきたけど、しようがないです」

 表面上は減額に無関心を装ったが、内心は果たしてどうか。シード圏外の米ツアーは撤退の決意を固め、昨年シードを失った国内ツアーも賞金ランク76位に低迷している。単独3位なら昨年の賞金シードライン(51位)だった約1658万円に近づくところだったが、単独3位の賞金は980万円から735万円になった。この試合でシードを決めるには優勝しかなくなった。「あまり考えないようにしたい」と話すと、練習場でショットを打ち込んだ。さらに追い込まれた上田の反撃に注目だ。

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2013年10月26日のニュース