日本、米国に連敗…サオリン強固ブロックに“お手上げ”

[ 2013年8月18日 06:00 ]

米国に敗れ、肩を落として引き揚げる木村(3)ら

 バレーボール女子ワールドグランプリ仙台大会第2日は17日、仙台市体育館で1次リーグが行われ、ロンドン五輪銅メダルの日本は同五輪2位の米国に1―3で敗れ、6勝2敗で勝ち点を17から伸ばせなかった。米国は7勝1敗で同20。日本はアタッカー陣が相手の高いブロックに苦しみ、最初の2セットを失い、第3セットは木村(ガラタサライ)や長岡(久光製薬)が活躍して奪ったが、第4セットは立ち上がりのミスが響いて落とした。日本は18日にチェコと対戦する。ブルガリアはチェコをフルセットで下し、勝ち点18とした。チェコは同7。

 ブロックで20点も奪われるなど、日本のアタッカー陣は米国に徹底的に抑え込まれた。33本のスパイクが11本しか決まらなかったエースの木村は「米国はロンドン五輪のときよりも、ブロックのつき方が組織だっているという印象」と相手の進歩を認めた。技巧派の江畑は力任せのスパイクで何度もつかまり、新鍋も集中マークに苦しんだ。リオデジャネイロ五輪までの当面のライバルに力の差を見せつけられ、真鍋監督は「米国は選手層が本当に厚い」とうなるしかなかった。

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2013年8月18日のニュース