川内「対応できず」18位…リオ断念は“先延ばし”

[ 2013年8月18日 06:00 ]

男子マラソンでゴールした川内はフラフラになる

世界陸上第8日 男子マラソン

(8月17日 ロシア・モスクワ)
 暑さが弱点で今大会に夏レースの進退を懸けていた川内は、20キロで集団から遅れると2時間15分35秒の18位でフィニッシュした。ゴール後は手がしびれて足がつり、医務室に直行。「いろいろやってきたのに対応できなかった。いろいろ考えないといけない」。夏マラソンからの撤退をほのめかしたが、「来年のアジア大会(9月、韓国・仁川)を最後のチャンスにしたい」と続けた。

 スタート時の気温は約24度。30度を超えた10日の女子マラソンほど、悪条件にはならなかった。帽子をかぶり、用意した氷水も浴びた。18位に終わった11年大邱大会から2年。時差のある海外にも積極的に遠征し、寒暖を問わず毎週のようにレースに出続けた。できることは全てやってきた自負がある。だからこそ、「これ以上、何をどうすればいいのか…。秋冬にシフトして、自分が戦える舞台でやっていく方がいいかもしれない」と心は揺れている。

 高い集中力で今大会に臨んでいた。7月の士別ハーフで22位と惨敗すると、普段は冗舌な川内の口数が一気に減った。練習中、ファンが携帯カメラで写真を撮る音に敏感になった。常に誰かに見られているように感じ、「視線恐怖症です」とこぼしたこともある。モスクワ入り直前は、人目につかない場所で極秘で走り込んだ。ギリギリの精神状態で運命の大一番を迎えていたが、結果は振るわなかった。

 今後は12月の福岡国際か、来年3月のびわ湖毎日でアジア大会の代表入りを目指す予定。「アジア大会で金メダルを獲れるかどうか。それでダメなら…」。9月の仁川の平均最高気温は24度。今大会と同程度のコンディションだ。16年リオデジャネイロ五輪を目指して、公務員ランナーが最後のアタックを仕掛ける。

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