全柔連に“援軍”復活、マルチサポート事業凍結解除

[ 2013年8月18日 06:00 ]

 全日本柔道連盟(全柔連)に対する国立スポーツ科学センター(JISS)のマルチサポート事業凍結が解除された。26日から始まる世界選手権(リオデジャネイロ)には、栄養士を含む3人のスタッフが日本選手団に同行し、食事面などのサポートを行う。

 文部科学省から事業委託を受けているJISSは、全柔連の助成金問題を受け、4月から映像分析などのスタッフ派遣を見送っていた。しかし、全柔連の新体制移行を見越した上でサポート再開を決定。すでにスタッフが現地を視察し、食事を提供するためのアパートを借りるなど準備を進めている。

 17日に東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで最終調整合宿を公開した女子日本代表の南條充寿監督(31)は「いろいろ問題があったので、ゴーサインが出るのはギリギリだった。非常に助かる」と胸をなで下ろした。ロンドン五輪ではマルチサポートハウスの利用率が最も高かったのが柔道。今回も選手にとっては心強いバックアップとなりそうだ。

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2013年8月18日のニュース