関文朗 最年少14歳5カ月予選通過、そして史上初…

[ 2013年4月14日 06:00 ]

第2ラウンド、1番でティーショットを放つ大会史上最年少の関天朗

USPGAツアー マスターズ第2日 

(4月12日 米ジョージア州オーガスタ オーガスタ・ナショナルGC=7435ヤード、パー72)
 大会史上最年少で出場した関天朗は石川同様にバーディーをひとつも奪えず、75でホールアウト。それでも通算4オーバーでアマチュア選手の中でただ一人、予選を通過した。14歳5カ月18日での予選通過はメジャーとPGAツアーでの最年少記録。「風を読むのが難しく、そのたびに的確な判断をしなくてはいけなかった」と語ったものの、最後まで大きなミスは犯さなかった。

 ただしマスターズ史上初のスロープレーによる1打罰を科せられ、もうひとつの“歴史”もつくってしまった。スリーサムのラウンド推奨時間は大会のガイドラインでは4時間38分以内。関天朗、マナセロ、クレンショーの組には10番から監視の目が入り、12番からショットに要する時間(40秒制限)の計測が始まった。そして関天朗には13番で最初の警告が出され、2度目の計測となった17番第2打終了時点で役員がペナルティーを宣告。本人は「自分が遅かったとは思わない」と珍しく不満をこぼした。

 それでも首位に立ったデーは「気の毒なペナルティーだが、残り2日間でベストを尽くしてほしい」と激励。オーガスタにやってきた天才少年が、どこまでベテランたちに対抗するのかが注目されるところだ。

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2013年4月14日のニュース