王氏「復活が最優先」 ソフト上野選手もアピール

[ 2013年4月14日 19:12 ]

国際野球連盟の総会で、野球とソフトボールの五輪復帰を訴えるソフトバンクの王貞治球団会長

 2020年夏季五輪での復帰を目指す野球とソフトボールの統合団体「世界野球ソフトボール連盟(WBSC)」が発足した14日、プロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長(72)が「私を育ててくれた野球を世界に普及し、発展させるには五輪での復活が最優先」とアピールするなど復活を願う声が集まった。

 王球団会長は同日、東京都内で開かれた国際野球連盟(IBAF)総会に出席。国際オリンピック委員会委員も見守る中「プロアマ問わず、野球とソフトに関わる全ての人が心を一つにして立ち向かえば、必ず成し遂げられると確信している」と呼び掛けた。

 WBSCの発足記者会見には08年北京五輪のソフトボールで日本の金メダル獲得の原動力となった上野由岐子選手(30)=ルネサスエレクトロニクス高崎=も参加し「野球とソフトが復帰するため、WBSCと一緒に全力を尽くしたい」と言葉に力を込めた。

 プロ野球阪神の藤浪晋太郎投手(19)と日本ハムの大谷翔平投手(18)もビデオメッセージを寄せ、藤浪投手が20年五輪での活躍を大きな夢に挙げ「そのためにも野球とソフトボールが五輪競技になってほしい」と訴えた。

続きを表示

2013年4月14日のニュース