白鵬「全勝ってこういうものだなと思い出した」

[ 2013年3月25日 12:29 ]

 大相撲春場所で双葉山、大鵬を抜く歴代単独最多の9度目の全勝優勝を飾った横綱白鵬が千秋楽から一夜明けた25日、堺市内のホテルで記者会見し「久しぶりの全勝優勝で、全勝ってこういうものだなと思い出した」と感慨に浸った。

 今場所は左耳に雑菌が入って発熱し、体調は十分ではなかったが、“荒れる春場所”で「白鵬だけは荒れなかった」と自賛する内容で24度目の賜杯を抱いた。日馬富士に明け渡した東横綱の座も1場所で奪い返す。

 この日の会見前、元大鵬の故納谷幸喜氏が生前に使用していたはかまの腰ひもを妻芳子さんから贈られ、着用して臨んだ。「自分にぴったり合った。いざという時に着け、必勝を期したい」と話し、「できれば大鵬さんの優勝32回に並んで恩返ししたい」と誓った。

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2013年3月25日のニュース