遼 順位後退も「明るい兆しのあるパープレー」

[ 2013年3月25日 06:00 ]

第3ラウンド、9番でバーディーパットを外す石川遼

USPGAツアー アーノルド・パーマー招待第3日

(3月23日 米フロリダ州オーランド・ベイヒル・クラブ&ロッジ=7381ヤード、パー72)
 石川遼(21=フリー)は3バーディー、3ボギーの72と伸ばせず、通算2オーバーで、前日から4つ下がって61位となった。優勝すれば世界ランキング1位に返り咲くタイガー・ウッズ(米国)が1イーグル、5バーディー、1ボギーの66をマーク、通算11アンダーで7位から単独トップに浮上した。

 石川はショットが安定し、パーオンできなかったのは4ホールだけ。72に終わったが「もうちょっといけたかな、という明るい兆しのあるパープレーだった」と内容の良さを前向きに捉えた。

 池の多いコースで比較的風が強い中、新キャディーのサイモン・クラーク氏と狙いどころを話し合い「2人でここに打とう、と決めたところに打てた。ショットは3日間で一番良かった」。中でもパー5の4ホールは全て2オンを狙ってクラブを選択し、振り切った。

 4、6、12番はいずれもグリーン周りからの第3打を数十センチの距離に寄せてバーディーとし、16番は第2打をぎりぎりで池に入れたもののパー。「イーグルを狙ってバーディーを取る。2日目ならやらないような攻めができた」と胸を張った。課題は前日に続いてパット。14番で1メートルを外して流れを悪くし、15番でも連続ボギーを叩いただけに、その克服が巻き返しへの条件となる。

続きを表示

2013年3月25日のニュース