野村 復帰戦でV「38歳のおじさんでもやれるんだぞ」

[ 2013年3月25日 06:00 ]

スイス・オープンの柔道男子60キロ級で優勝し、表彰台で笑顔を見せる野村忠宏(中央)

 柔道男子60キロ級で04年アテネ大会まで五輪3連覇した野村忠宏(38=ミキハウス)が23日、ジュネーブで行われた国際大会スイス・オープンで優勝した。

 右膝などに古傷を抱えながら現役を続ける野村。世界ランキング上位選手は出場していない大会とはいえ11年8月以来の復帰戦を飾った。「最後まで武器である背負い投げに頼った」。1回戦は開始早々に背負い投げで一本勝ちし、2回戦は優勢勝ち。準々決勝で再び一本。準決勝は優勢勝ち。決勝はスイス国内大会1位の実績がある選手に終了間際、大外刈りを決めた。

 「38歳のおじさんでもやれるんだぞ、というところを見せたかった」と胸を張った。今年の目標は全日本実業個人選手権(8月31日開幕、尼崎)。「負けたら引退する覚悟でやる」と語った。

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2013年3月25日のニュース