渋井キレ戻った!シェイプアップで世界切符狙う

[ 2013年1月27日 06:00 ]

25日の記者会見で笑顔を見せる渋井陽子(左)と福士加代子

 8月の陸上・世界選手権(モスクワ)代表選考会を兼ねた大阪国際女子マラソンは27日、長居陸上競技場発着のコースで行われる。

 レース前日の26日、前日本記録保持者の渋井陽子(33=三井住友海上)は大阪市内で最終調整。昨年12月の全日本実業団対抗女子駅伝3区では動きに切れを欠いて区間12位に終わったが、当時よりも体を絞ってきた。「数字は気にしないでください」と具体的な体重の増減は明かさなかったが、「私はシルエット重視なんで」と不敵な笑みを浮かべた。

 大阪国際は思い出の大会だ。初めて42・195キロに挑戦した01年は、当時の初マラソン世界最高となる2時間23分11秒で圧勝。04年は9位に終わりアテネ五輪出場を逃したものの、09年には復活優勝を果たした。今大会で2時間24分を切って日本人トップなら世界切符が手に入る。この日も普段から仲の良い福士と朝食会場で一緒になると談笑するなど、リラックスムード。「過去最高に(気持ちは)楽。試合でもリラックスして、後半に勝負したい」。身も心も軽いベテランが、軽やかに42・195キロを駆け抜ける。

 ▼世界選手権の女子マラソン選考 枠は5。国内選考レースは昨年11月の横浜国際、大阪国際、3月の名古屋ウィメンズ。2時間24分を切った日本人トップの選手は代表に決定。横浜国際では日本人トップの那須川瑞穂が2時間26分42秒だった。4月のボストン、ロンドンで2時間24分を切った選手は代表候補となる。条件を満たす選手がいない場合8月の北海道を含めた国内4大会の日本人3位以内から選考する。

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2013年1月27日のニュース