残り1キロで…逆転許した福士、笑顔で「負けちゃいました」

[ 2013年1月27日 15:40 ]

2時間24分21秒で日本人トップの2位に入った福士加代子

大阪国際女子マラソン

(1月27日 長居陸上競技場発着コース)
 あと1キロだった。一時は独走態勢になりながら、最後の最後に逆転され2位に終わった福士は、レース後「すいません、負けちゃいました」と明るい表情の中に悔しさをのぞかせた。

 08年、12年と過去2回の大阪では30キロ前後で失速。今回は同じ失敗を繰り返さず、30キロ過ぎ、ペースメーカーが離脱して以降は“一人旅”となったが、まだ「余裕があった」という。しかし、徐々にペースダウン。「行かなきゃと思っても体動かなしい…」。課題である“後半の弱さ”を克服するため、ラスト2キロの練習を繰り返してきたが、あと一歩、スタミナがもたなかった。

。それでも2時間24分21秒と自己ベストをマークし「力は出し切れた」と福士。ワコール・永山監督から「もうちょっと頑張れ」と声を懸けられ、大笑いする姿には今後への手応えがにじみ出ていた。

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