武州山が引退「稽古をする気力なくなった」 年寄「小野川」襲名

[ 2013年1月27日 20:55 ]

記者会見で引退を表明する武州山

 日本相撲協会は大相撲初場所千秋楽の27日、元幕内で東幕下23枚目の武州山(36)=本名山内隆志、青森市出身、藤島部屋=の引退と年寄「小野川」襲名を発表した。武州山は記者会見し「これから稽古をする気力がなくなって決断した」と説明した。

 師匠の藤島親方(元大関武双山)は「稽古を休まず真面目だった。若い衆の面倒も見て、部屋のいいお手本だった」とねぎらった。

 大東大相撲部から1999年初場所に幕下付け出しで初土俵を踏み、2003年九州場所に新十両。辛抱強い突き、押し相撲で、08年九州場所に32歳5カ月で戦後4番目(当時)の年長新入幕を果たした。

 幕内には通算11場所在位。肘や膝などのケガに苦しみ、昨年名古屋場所から幕下に転落し、今場所は4勝3敗だった。

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2013年1月27日のニュース