ディーン「３割から４割」で大会新Ｖ　ロンドンへ最後の予行演習

トワイライト・ゲームズに出場し、78メートル72の大会新記録で優勝した男子やり投げのディーン元気

　ロンドン五輪陸上男子やり投げ代表のディーン元気（２０）＝早大＝が２２日、東京・代々木公園陸上競技場で行われたトワイライト・ゲームズに出場し、７８メートル７２の大会新記録で優勝した。小雨の肌寒い天候で、五輪前最後の試合で技術面を確認し「ロンドンも寒いようなので、いい予行演習になった」と笑顔で収穫を強調した。

　英国人の父を持つディーンは今季の急成長で一躍脚光を浴び「五輪は未知な世界だが、ロンドンは自分にとって特別な舞台」と言う。この日は「下半身に疲労がたまった状態だった」と低調な記録に苦笑いし、８月８日の予選に備えて仕上がりを問われると「まだ３割から４割」と説明した。

　今月下旬に日本選手団主将の村上幸史（スズキ浜松ＡＣ）と国内で合同合宿を実施し、８月１日にロンドンへ出発する。