錦織、添田に完敗…五輪直前に不安「感覚つかめない」

[ 2012年7月22日 06:00 ]

シングルス準々決勝で、錦織圭(左)との初対決を制し握手する添田豪

 男子テニスのアトランタ・オープンは20日、米アトランタでシングルス準々決勝を行い、同じロンドン五輪代表で第8シードの添田豪(空旅ドットコム)が第3シードの錦織圭(日清食品)を6―2、6―1で破り準決勝に進んだ。ツアーで錦織との初対決を制した添田は1月のチェンナイ・オープン以来の4強入り。錦織は五輪前に不安を残す結果となった。

 世界ランク19位の錦織が五輪直前に後味の悪い内容で完敗した。同54位の添田にストレートで屈し「疲れはあったが、それよりも感覚がつかめない状態」と嘆いた。世界ランク3位のラファエル・ナダル(スペイン)ら上位選手が五輪欠場を表明、23日発表の世界ランクで錦織は上位16人の五輪シードを確保する見通しとなった。だが左脇腹故障で約2カ月間休養した影響が残り、連戦での実戦感覚に「まだ自信が戻っていない」と不安をのぞかせた。

 復帰戦のウィンブルドン選手権で3回戦に進んだが、五輪と同じ芝のホールオブフェーム選手権では今回と同じ8強で格下選手に敗れた。「試合をこなしていければ戻ってくるとは思う」という状態で、大舞台を迎えることになった。

続きを表示

2012年7月22日のニュース