日馬富士、白鵬以来の大関全勝Vへ「全身全霊で」

[ 2012年7月22日 06:00 ]

押し出しで琴欧洲を破る日馬富士(左)

大相撲名古屋場所14日目

(7月21日 愛知県体育館)
 土俵下の控えで白鵬が見守る前で、日馬富士が調子の良さを存分に見せつけた。この日対戦した琴欧洲とは過去17勝17敗と五分だったが、勢いの差を見せつけた。踏み込んで左上手をつかむと、すかさず体を開いて出し投げを打ち押し出した。

 「変に突っ張ったりするより、まわしを取って相手のバランスを崩そうと思った」。優勝を争う白鵬が結びで見せた注文相撲については「あまり変化は見たことがない」と戸惑い気味に話したが、千秋楽の大一番に向けてすぐに気持ちを切り替えた。「悔いのない相撲を取りたい。自分を信じて、全身全霊で頑張りたい」。

 昨年は14日目に優勝を決め、全勝で花を添えようと意気込んだ千秋楽に稀勢の里に不覚を取った。横綱を倒せば、07年夏場所の白鵬以来の大関全勝優勝となる。

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2012年7月22日のニュース