新体操日本、5位で2大会連続五輪切符!

[ 2011年9月25日 08:10 ]

団体総合でリボン・フープの演技を披露した日本チーム

 新体操のロンドン五輪予選を兼ねた世界選手権第6日は24日、フランスのモンペリエで団体総合を行い、日本(遠藤、畠山、松原、サイード横田、田中)が2種目の合計52・725点で5位に入り、2大会連続3度目の五輪出場を決めた。

 前回大会6位の日本は手具の投げ技などで細かな乱れがあったが、大きなミスはなかった。ボールで26・250点、リボン・フープでは26・475点をマークした。

 イタリアが計55・150点で3連覇を果たした。2位はロシア、3位はブルガリアで6位までが五輪出場権を獲得した。

 ▼遠藤由華の話 (リボン・フープの)最初に(手具を)受け取るときに乱れて少し焦って次の技に入ったので、そこで落としてしまった。でも、みんなが「大丈夫」と視線を合わせてくれたおかげで最後までやり切った。

 ▼畠山愛理の話 とてもうれしかった。信じられなかった。去年は世界選手権に初めて出て、今回は緊張感もあったが、落ち着いてできた。練習の時から本番をイメージしてやってきた。

 ▼松原梨恵の話 すごくうれしい。小さいころからの夢だった五輪の切符を勝ち取ることができて信じられない気持ち。エネルギッシュに練習でやってきたことを出せた。

 ▼サイード横田仁奈の話 とてもうれしいのひと言。世界選手権はどのような結果になるか不安もあったが、やってきたことをしっかり出せた。五輪ではメダルも大切だが、自分たちの演技ができればいい。

 ▼田中琴乃の話 うれしい。本当にありがたい。どの国も五輪に出たい気持ちが表れて投げ技のミスが多かった。私たちも緊張してミスがあったが、みんな(手具に)食らい付いて取って(ミスを)最低限に抑えた。

 ▼山崎浩子・日本体操協会強化本部長の話 冷や冷やものだった。ボールは出だしがいつも不安だが、きょうは(ミスを)抑えた。立て直しが早かった。内容がものすごく良かったわけではないが、粘り勝ちだった。(共同)

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