丸山大 ダルから刺激!単独首位に浮上

[ 2011年9月25日 06:00 ]

<パナソニックオープン>18番、バンカーショットを放つ丸山大輔

男子ゴルフツアー・パナソニック・オープン第3日

(9月24日 滋賀県栗東市・琵琶湖カントリー倶楽部=7005ヤード、パー71)
 09年の覇者の丸山大輔(40=アイテック)が3つのパー5でスコアを伸ばすなど5バーディー、2ボギーの68で通算8アンダーとし、4位から単独首位に浮上した。1打差の2位に松村道央(28=吉野電化工業)、S・K・ホ(38=韓国)が続き、20歳初戦の石川遼(パナソニック)は73とスコアを落とし、通算1オーバーの28位に後退した。
【第3R結果】

 ホストプロは石川だが“パナソニック男”は丸山大かもしれない。一昨年優勝で昨年は3位。首位に4打差から出たこの日は単独首位に躍り出た。「厳しい条件は妙に気合が入る。気が抜けない緊張感が好きですね」と手応えを口にした。

 毎年開催コースが替わる今大会。共通しているのは狭いフェアウエー、長いラフ、厳しいピン位置の3点だが、それが自分向きだと分析する。2日目まで3つのパー5は全てバーディーだったが、この日きっちり第1打でフェアウエーをキープし、全て2オン2パットのバーディー。68の好スコアにつなげた。

 プロ野球・日本ハムのダルビッシュと同じジムに通い「能力のある人間がものすごく努力をしている」と刺激を受け、トレーニングに熱が入るようになった。1月にはソフトバンクの多村、新垣らとハワイで合宿を張り、同じ量の走り込みを行った。3月に40歳となったが「若手に負けないようにできているのはトレーニングのおかげ」と効果を実感している。

 09年の最終日はバーディーなしで4打差のまま逃げ切る“珍優勝”だった。今回は1打差だけに「守ってちゃ勝てない」。ツアー3勝目はアグレッシブにもぎ取る。

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2011年9月25日のニュース