カーワン・ジャパン 肉弾戦でカナダに勝つ!

[ 2011年9月25日 06:00 ]

 ラグビーW杯日本代表は24日、最終戦のカナダ戦(27日)へ向けてニュージーランド北島のネイピアで練習を再開した。選手はジョン・カーワン・ヘッドコーチ(46)に練習内容の変更を要求し、接触の多いハードなメニューを敢行。パワーを前面に押し出すカナダに肉弾戦で挑み、91年大会のジンバブエ戦(52―8)以来20年ぶりのW杯勝利を狙う。

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 黒い幕で囲まれたグラウンドで行われた非公開練習。だが、漏れ聞こえてくる鈍い衝突音が、練習の激しさを伝えていた。FWリーダーのロック大野は「選手たちの方から体を当てる練習をしたいと言いました。きょうの練習は気合が入ってよかったと思います」と充実した表情で練習を振り返った。

 前戦のトンガ戦は体格に勝る相手に肉弾戦で圧倒されて18―31で完敗。最終戦の相手であるカナダも大柄でパワフルなプレーを好むだけに、大野は「何かを変えなければいけないと思った。今大会初めてコーチ陣に練習を変えてもらいました」とあえて自ら厳しい練習を求めたことを明かした。

 カナダは前回大会も最終戦で対戦し、12―12の引き分け。大野は「120%の力を出し、勝って決着をつけたい」と力を込めた。

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2011年9月25日のニュース