「守るべきことは守って」定年の伊勢ノ海親方 角界に贈る言葉

[ 2011年9月25日 14:17 ]

記者会見する、定年退職となる伊勢ノ海親方(右)と部屋を継承する勝ノ浦親方

 大相撲秋場所限りで日本相撲協会を定年退職する伊勢ノ海親方(元関脇藤ノ川)が25日、東京・両国国技館で記者会見し「無事に定年を迎えられるのは大変ありがたい」と話した。

 関脇土佐ノ海らを育てた伊勢ノ海親方は、相撲協会の理事や力士死亡事件を機に発足した再発防止検討委員会の委員長なども歴任。26日に65歳となる親方は「何でもかんでも新しいものではなく、守るべきところはしっかり守ってもらわないと後々大変なことになる」と角界の今後を案じた。

 25日付で年寄「伊勢ノ海」を襲名し、部屋を継承する勝ノ浦親方(元幕内北勝鬨)も会見に同席し「一生懸命、相撲道発展のために頑張っていきたい」と抱負を述べた。来春には現在の江戸川区から文京区に部屋を移転する予定という。

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2011年9月25日のニュース