ジョコビッチ ウィンブルドン初優勝!ナダル2連覇ならず

[ 2011年7月3日 23:08 ]

ウィンブルドン選手権男子シングルス決勝でガッツポーズするジョコビッチ

 テニスの四大大会第3戦、ウィンブルドン選手権最終日は3日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われ、男子シングルス決勝で第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が2連覇を狙った第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)を6―4、6―1、1―6、6―3で破り、初優勝した。優勝賞金は110万ポンド(約1億4300万円)。

 24歳のジョコビッチはことしの全豪オープン優勝に続いて、四大大会は3勝目。大会後の世界ランキングではナダルを抜いて初の1位に輝く。大会連覇を狙った25歳のナダルは四大大会11勝目に届かなかった。

 ジョコビッチは正確なストロークで最初の2セットを連取。第3セットはミスが続いてナダルに反撃されたが、第4セットの第8ゲームをブレークして押し切った。

 ジョコビッチは、当時はテニスが盛んではなかったベオグラードで競技を始め、1990年代に母国を包んだ戦火の中でも「ウィンブルドンの決勝に立ちたい」という夢を抱き続けた。待ち望んだ初めての舞台は、歓喜の瞬間で幕を閉じた。

 ▽ノバク・ジョコビッチの話 言葉では表現できないくらい人生で特別な一日だ。まだ夢を見ている気分だ。自分のベストのプレーをして勝てるかどうかの相手に対して、最高のプレーができた。

 ▽ラファエル・ナダルの話 ジョコビッチが素晴らしいプレーをした。僕も2008年に初優勝した時は感動した。だからジョコビッチのいまの気持ちは本当に分かる。(共同)

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