32年ぶりメダル間近 水谷「サーブと3球目での攻撃が鍵」

[ 2011年5月13日 08:14 ]

男子シングルス4回戦、フランスのアドリアン・マテネを下し準々決勝進出を決めた水谷隼

世界選手権第5日

(5月12日 オランダ・ロッテルダム)
 攻撃の鍵となるサーブで、挑んできた格下の世界ランク31位を崩した。日本のエース水谷が打倒中国を目指し、この一年間磨いた武器で男子シングルス初めてのベスト8入りを決めた。

 前回の横浜大会は中国選手に敗れた4回戦。それから2年で世界ランク7位の実力をつけた21歳は多彩なサーブを駆使し、マテネを翻弄した。「これまでの試合で切れも長短の出し方も一番良かった」と納得の表情。第5ゲームは粘られたが、15―14の6度目のマッチポイントで仕留めた。

 この種目の日本勢で32年ぶりの表彰台が懸かる準々決勝で第1シードの王皓と対戦する。2年前の東アジア大会で勝っただけに「第1、第2ゲームで引き離すスタートダッシュが必要。サーブと3球目での攻撃が鍵」と言い切った。(共同)

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2011年5月13日のニュース