今後は不透明なウッズ 9ホール「42」で途中棄権

[ 2011年5月13日 09:08 ]

 米男子ゴルフのプレーヤーズ選手権に出場したタイガー・ウッズ(米国)が、12日の第1ラウンドを9ホール回っただけで途中棄権した。4位となった4月上旬のマスターズ・トーナメント以来のツアー出場だったが、パー36に対してスコアは42。スポーツ専門局ESPNなどに、ウッズは「左の膝とアキレスけんを痛めた」と説明した。

 1番のティーショットで、2年前に手術した左膝に違和感を覚えたという。このホールをボギーとすると、ウッズが「その後は連鎖反応のように悪くなった」というように、第1打を左に大きく曲げた4番はトリプルボギーとした。クラブをつえがわりにして歩き、5、9番でもボギーをたたいた。

 古傷はマスターズの第3ラウンドでも痛めていた。そのため、復帰戦を1週遅らせて今大会に臨んだが、自らも予想していなかった途中棄権にウッズは「よくはなっていたが、まだ十分ではなかったということ」と話した。

 ESPNの解説者は、スイング改造とけがの関係性を指摘する。6月にはメジャー大会の全米オープンが控えるが、ウッズの今後は不透明になってきている。(共同)

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2011年5月13日のニュース