明月院 場所前から故障の右膝悪化で休場へ

[ 2011年5月13日 06:00 ]

大相撲技量審査場所5日目

(5月12日 両国国技館)
 昨年の学生横綱で幕下15枚目格付け出しの明月院が「右下腿蜂窩(ほうか)織炎」の診断書を提出し、5日目から休場した。幕下付け出し力士の休場は01年秋場所を全休した垣添以来戦後2人目。同じく、途中休場は戦前の39年5月場所で0勝2敗の山口(出羽海)以来となった。

 九重親方(元横綱・千代の富士)によると、明月院は場所前から右膝内側に症状が出ていた。場所に入って症状が悪化して右足を動かせなくなり、この日あらためて都内の病院でMRI(磁気共鳴画像装置)検査と点滴治療を受けた。約2週間で回復する見通し。同親方は「稽古ができなくて、こういう事態になった。弱くて負けたわけじゃないから。この悔しさを来場所にぶつけて頑張ってほしい」と奮起を期待した。

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2011年5月13日のニュース