千代白鵬ら3人関与認める 実態解明は長期化見通し

[ 2011年2月5日 22:14 ]

 大相撲の八百長疑惑で、日本相撲協会の特別調査委員会(座長=伊藤滋・早大特命教授)は5日、東京・両国国技館で会議を開き、記者会見した伊藤座長は携帯電話の解析などに「最短であと1、2カ月はかかる」と述べ、疑惑の実態解明が長期化する見通しを示した。

 同座長は調査対象の14人のうち、既に相撲協会の理事会で八百長関与を認めた十両の千代白鵬、竹縄親方(元幕内春日錦)、三段目の恵那司が、特別調査委の面接でも同様に認めたことを明らかにした。具体的な調査内容などについては「中身は(6日の)理事会に報告してから」とし、言及を避けた。

 特別調査委は千人近い全協会員を対象に実施した八百長に関するアンケートの結果を分析。伊藤座長は、アンケートでは新たな関与者が出なかったことを示唆した。

 特別調査委はこの日の会議を受け、6日の理事会に報告する。さらに14人への聞き取りを続け、10日後には、2度目の中間報告の会議を開く考えも明らかにした。

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2011年2月5日のニュース