大関魁皇が胸中を吐露「信用を取り戻したい」

[ 2011年2月5日 19:13 ]

 大相撲で関取最年長、38歳の大関魁皇が5日、角界の八百長疑惑について「こんなことになって残念だ。失った信用を少しでも取り戻すため、しっかりと行動しなければならない」と、問題発覚から初めて胸中を吐露した。

 東京都墨田区の友綱部屋で朝稽古後に話した魁皇は「力士が土俵の中で起こしたことだから申し訳なく思う。協会は、相撲そのものはどうなるのか。いろいろ考え、悩むこともあるし、不安になる」と複雑な表情を浮かべた。

 初場所終了時点で通算1035勝とし、千代の富士が持つ史上最多記録まであと10勝。大記録に挑むはずの3月の春場所は開催中止の方向になったが「自分たち力士は次の場所がある、ないにかかわらず、稽古は続けなければいけない」と強い決意を示した。

 八百長疑惑を調べる特別調査委員会は7日から、十両以上の関取全員に対する聞き取り調査を始める。魁皇は「委員会にはできる限り協力したい」と話した。

続きを表示

2011年2月5日のニュース