春場所開催は…友綱理事「まだどうこう言えない」

[ 2011年2月5日 11:45 ]

大相撲八百長メール問題 

 大相撲の八百長疑惑に絡み、春場所(3月13日初日・大阪府立体育会館)の開催について日本相撲協会の友綱理事(元関脇魁輝)は5日「まずは(特別調査委員会の)調査結果を踏まえて考えた方がいい。まだどうこう言える段階ではない。(6日の臨時理事会でも)結論は出ないんじゃないか」と述べた。

 相撲協会の放駒理事長(元大関魁傑)は4日の記者会見で「ファンに理解してもらえない状態でいいのかどうかを考えないといけない」と話し、6日の理事会で中止を含めて検討する意向を示している。

 5日夜には八百長疑惑を調べる相撲協会の特別調査委員会(座長=伊藤滋・早大特命教授)が東京・両国国技館で2度目の会議を開く。問題のメールで名前の挙がった十両千代白鵬や竹縄親方(元幕内春日錦)ら13人に、メール以外で新たに浮上した1人を加えた計14人から事情を聴いた結果を検討し、6日の理事会への報告事項を協議する。

 外部有識者7人で構成する特別調査委は5日までに面接を終える予定だったが、各人に対し1度の聴取では全容解明ができないと判断。調査継続を表明している。

 特別調査委は4日までに、親方や力士ら全協会員対象の八百長に関する記名式アンケートで、990人中979人分を回収。5日に内容を分析する。

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2011年2月5日のニュース