絶好調遼くん　“日本代表”の自覚「ピリッとしますね」

　男子ゴルフの石川遼（１９）が３日、合宿を行っている沖縄県の琉球ＧＣで練習ラウンドを行い、順調な仕上がりをうかがわせた。断続的に雨が降る中、新しいドライバーの感触やグリーン周りの小技などを確かめながら「すごくいい状態。スイングが良くなった」と笑みを浮かべた。

　海外ツアーでの優勝争いを目指し、年明けから体力強化と素振りに重点を置く。温暖な沖縄で実戦メニューを消化して「本当に動きやすい。沖縄に来るアスリートの考えが分かった」と納得顔。

　これで６日間の沖縄合宿は終了。プレーの感覚を取り戻し、いよいよ５日に米国へ出発する。新しいキャディーバッグに日の丸を付けた。「（気持ちが）ピリッとしますね」と“日本代表”としての自覚も漂う。

　同じ沖縄でキャンプ中のプロ野球日本ハムの斎藤佑樹にも話が及んだ。「斎藤さんが入っただけであれだけ盛り上がって、野球はオフも注目される。いつかゴルフもそうなれば」と願った。

　本格的な初戦となる米ツアーのノーザントラスト・オープン（１７日開幕）に向けて「心技体すべての戦いが始まる」と表情を引き締めた。