3年前から仲介役?1度も関取になっていない恵那司が“司令塔”

[ 2011年2月3日 22:26 ]

大相撲八百長疑惑

 角界を揺るがす八百長疑惑で“陰の主役”として浮上したのが、三段目の恵那司力士(31)=本名水野千浩、岐阜県出身、入間川部屋。発覚した八百長メールでは当事者の関取らに取り口の指示をするなど、司令塔のような役割を果たしたとされる。

 恵那司力士は1995年夏場所に初土俵を踏み、まだ一度も関取になっていない。入間川部屋の幕内皇司関(現若藤親方)や十両将司関の付け人を長く務め、関取衆が控える支度部屋に長時間滞在した。年を重ねるごとに自然と顔が広くなり、約3年前から八百長相撲を取り仕切る仲介役となっていたと指摘する協会関係者は少なくない。

 八百長メールで頻繁にやりとりしていた竹縄親方(元幕内春日錦)や清瀬海関とは同じ出羽海一門に所属。ただ、恵那司力士が支度部屋などでほかの力士らと話し込む場面はあまり見られなかった。

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2011年2月3日のニュース