野球賭博より重い…放駒理事長「厳罰」明言

[ 2011年2月3日 06:00 ]

緊急理事会を終えた放駒理事長は厳しい表情で会見する

大相撲八百長疑惑

 【放駒理事長に聞く】

 「心からおわび申し上げます。(八百長は)過去には一切なく、今回のことは新たに出たこと。それをファンの皆さまにご理解いただきたい。全力で解明に当たりファンの皆さまに報告したい」

 ――(疑惑の力士が)12人も出たことをどう思うか。

 「大変残念。事実関係をしっかり調べ、厳重に対処する」

 ――メールは力士が出したもの、受け取ったもので間違いないのか。

 「間違いない」

 ――(関与者の)名前の公表はしないのか。

 「それは勘弁してください。必ずしも全員が関与したわけではないのかもしれない」

 ――メールのやりとりが事実と確認されたらどうするのか。

 「厳罰。ファンを裏切った行為になる。最終的には理事会で決める。軽い話ではない」

 ――無気力相撲と八百長は違うのか。

 「私はイコールと考えている」

 ――13人以外の力士も調査するのか。

 「全部調査します。調査委員会を立ち上げたので、十両以上の上位力士から重点的に調査する」

 ――相撲の危機という認識はあるか。

 「そう認識している。今まで相撲を愛してくれた、守ってくれた人たちへの裏切りと思っている」

 ――公益法人への移行を控えているが、文科省からどういう指摘があったのか。

 「“こういう問題があると(認可は)厳しいですよ”という話があった」

 ――今回の問題は野球賭博問題より重いか。

 「そう考えている」 

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2011年2月3日のニュース