5力士は完全否定…光龍「迷惑な話だ」

[ 2011年2月3日 06:00 ]

阪急・梅田駅の大型モニター画面には八百長疑惑問題のニュースが流された

大相撲八百長疑惑

 警視庁が家宅捜索で押収した2台の携帯電話は昨年7月に警視庁が野球賭博に絡む一斉家宅捜索で押収したもの。警視庁が消去されていたデータを復元したところ、衝撃のメール内容が判明した。

 だが、この日の緊急理事会に呼ばれた力士、親方が八百長メールの内容を認めることは最後までなかった。携帯電話の持ち主である竹縄親方と千代白鵬は、事情聴取を終えて国技館を後にする際には無言を貫いた。だが、5人の力士は取材陣に囲まれると八百長メール疑惑を完全否定した。

 幕内の翔天狼は「自分はそんなことやっていないと言った。(事情聴取は)10秒くらいで終わった」と話し、光龍は「迷惑な話だ。何も知らない。一切関係ない。自分からそんな(八百長の)話をするわけがない」ときっぱり。十両・旭南海も「自分には関係ありません。よく分かりません」と話せば、幕下・山本山は「(理事会で)やってないと言いました」と前を向いて歩いた。

 中でも現在幕下で昨年春場所は十両だった白乃波は「自分には身に覚えのない話だと(理事会で)答えた。自分は潔白です。応援してくれる両親や友人がいるので、こういう話が出るのは悔しい」と八百長への関与がないことを強く主張した。シロかクロかは今後の調査を待つしかないが、この13人の力士が土俵際まで追い込まれたことだけは確かだ。

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2011年2月3日のニュース