愛&岸川、松平&佳純快勝!44年ぶり複数メダル確定

[ 2010年11月17日 20:41 ]

 【アジア大会】卓球の混合ダブルスの準々決勝が行われ、岸川聖也(スヴェンソン)福原愛(ANA)組が台湾ペアに、松平健太(早大)石川佳純(ミキハウスJSC)組が北朝鮮ペアにそろって3―0で快勝した。3位決定戦がないため、この種目で44年ぶりの日本勢の複数メダル獲得を決めた。女子ダブルス1回戦で福原、石川組はベトナムペアを退けた。男子シングルスは水谷隼(明大)が初戦の2回戦に臨む。

 福原、石川の人気者2人が年上のパートナーと力を合わせ、混合ダブルスでメダル獲得を決めた。非五輪種目とはいえ、アジアが世界のトップレベルにいる卓球では価値ある勲章だ。
 団体戦でメダルを逃した責任を背負った福原は、3大会連続出場で個人戦では初メダル。「団体戦の分もありメダルへの思いは強かった。手ぶらで帰ることにならずにほっとしています」と笑顔を取り戻した。初出場で大きな足跡を残した石川も「メダルを取りたかった。本当にうれしい」と喜びを口にした。
 岸川によると、福原と最初に組んだのは2003年の世界選手権。公式戦が少ないため実戦は約1年ぶりだが、互いに得意なバックハンドを武器に息の合ったプレーで台湾ペアを封じた。
 17歳の石川と19歳の松平のフレッシュなコンビはデータの少ない北朝鮮ペアを圧倒。打点の速さが持ち味の2人は得意のカウンターを連発した。
 準決勝で福原組は香港ペアと、石川組は中国ペアと戦う。4人そろって「日本勢同士で決勝をやりたい」と力を込めた。

 ▽福原愛の話 手ぶらで日本に帰ることにならず本当にほっとしている。簡単なラリーはなかったが先に攻めることを心掛けた。日本勢で決勝をやれたらいい。

 ▽石川佳純の話 メダルを取れてすごくうれしい。3―0で勝てるとは思っていなかった。準決勝の中国ペアは本当に強いけど、わくわくしながら戦いたい。(共同)

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2010年11月17日のニュース